JAPAN KENNEL CLUB 一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ JAPAN KENNEL CLUB 一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ

ハンドラーについて

ハンドラーとは?

ドッグショーとは犬種美の祭典です。ドッグショーで、出陳犬たちをハンドリングするハンドラーもまた祭典の担い手の1人です。ハンドラーは、いかに自分の引いている犬の優れている特徴をうまく引き出し、審査員に対してじょうずに見せるかに専心しています。

ハンドラーに資格ってあるの?

一般社団法人ジャパンケネルクラブでは、技術と経験のレベルによって、「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」という5種類の公認ハンドラー資格を付与しています。もちろん、資格がなくてもドッグショーでハンドリングをすることができます。

資格を取得するには?

まずは、本会の会員になる必要があります。入会手続きの窓口は最寄の愛犬クラブとなっています。少なくとも1年以上の会員歴がないと資格取得試験にチャレンジすることができません。もちろん何年の会員歴があっても、いきなり上のレベルの資格を取得できるわけではありません。まずはC級から受験していただくことになります。

ハンドラーC級

受験できるのは、年齢満18歳以上で、1年以上のJKCクラブ会員歴があり、居住地を管轄するブロック協議会が受験資格を与えた者。試験はモデル犬1頭による実技試験です。

ハンドラーB級

受験できるのは、C級資格を取得してから2年後の年度内及びそれ以降を経過した方で、居住地を管轄するブロック協議会が受験資格を与えた者。試験はモデル犬2頭による実技試験です。

ハンドラーA級

受験できるのは、B級を取得してから3年後の年度内及びそれ以降を経過した者で、居住地を管轄するブロック協議会が受験資格を与えた者。試験はモデル犬3頭による実技試験と学科試験です。

ハンドラー教士

受験できるのは、年齢満30歳以上で、A級を取得してから5年以上経過し、居住地を管轄するブロック協議会が受験資格を与えた者。試験はモデル犬3頭による実技試験と学科試験です。

  • モデル犬は受験者が用意します。生後9カ月1日以上の本会登録犬であることが必要です。
  • B級以上を受験する場合はモデル犬が2頭以上必要となりますが、この場合、本会展覧会区分による異なった各群から1頭ずつと、審査テーブルを使用する犬種としない犬種を、受験者が各準備する必要があります。もちろん生後9カ月1日以上の本会登録犬でなくてはなりません。
  • 師範資格は、年齢満55歳以上、教士経験10年以上で永年実務に携わり、指導的立場に従事している者で、中央ハンドリング委員会の推薦を経て、理事会の承認を得た者のみに与えられます。

受験の方法

JKC公認ハンドラー資格取得試験は全国各ブロックで毎年1回実施され、その期日等の詳細は本会会報「JKCガゼット」に掲載されます。受験を希望される方は、ご自分の居住地のブロックの事務局に受験願書と受験料(各級共通:5,400円)を添えて、締切日までに申し込みます。

ブロック区分

北海道ブロック 北海道
東北ブロック 青森/岩手/秋田/宮城/山形/福島
北関東ブロック 栃木/群馬/茨城
千葉ブロック 千葉
埼玉ブロック 埼玉
東京ブロック 東京
神奈川ブロック 神奈川
北陸甲信越ブロック 山梨/長野/新潟/富山/石川
中部ブロック 静岡/愛知/岐阜/三重
近畿ブロック 福井/和歌山/奈良/滋賀/京都/兵庫
大阪ブロック 大阪
中国ブロック 岡山/広島/山口/鳥取/島根
四国ブロック 香川/愛媛/徳島/高知
九州ブロック 福岡/佐賀/長崎/熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄

ハンドラー資格登録者数(2000年以降)

  C級 B級 A級 教士 師範 合計
2000年度 7,535 394 241 43 0 8,213
2001年度 7,747 394 231 44 6 8,422
2002年度 8,159 404 229 47 6 8,845
2003年度 8,530 412 221 49 6 9,218
2004年度 8,850 418 224 55 6 9,553
2005年度 8,884 407 224 53 6 9,574
2006年度 8,728 418 228 56 6 9,436
2007年度 8,460 422 215 58 6 9,161
2008年度 8,103 427 216 59 6 8,811
2009年度 7,569 421 210 60 6 8,266
2010年度 7,340 407 220 63 6 8,036
2011年度 7,064 394 214 63 6 7,741
2012年度 6,862 389 206 65 6 7,528
2013年度 6,776 372 199 65 5 7,417
2014年度 6,674 361 203 69 5 7,312
2015年度 6,483 354 199 68 5 7,109
2016年度 6,408 348 201 68 5 7,030
2017年度 6,322 336 199 67 5 6,929
2018年度 6,174 332 201 68 4 6,779
2019年度 5,962 333 198 69 4 6,566
2020年度 5,916 324 189 69 3 6,501
2021年度 6,019 316 183 68 3 6,599
2022年度 6,008 313 180 67 3 6,575
2023年度 6,123 317 184 67 2 6,969

※年度末統計
※A級には特別A級資格者数も含んでいます。現在、特別A級資格を取得する制度はありません。

注意事項

ハンドラー資格 保持資格について
ハンドラー資格者は、毎年開催される義務研修会またはハンドリング競技会に参加しなければなりません。
双方ともに参加されなかった場合は、保持資格者となります。

保持資格者になると、

①昇格試験の受験ができません。
②ハンドリング競技会に参加することができません。
③義務研修会への参加は免除となります。
④2年毎の登録更新手続きは行わなければなりません。

 
保持資格者から正常資格者への復帰について
保持資格者から正常資格者へ復帰するには、「正常資格者復帰願」を居住地のブロックハンドラー委員会を経由のうえ、本会へ提出いただきます。(正常資格者復帰願の請求は、本会技術事業課 電話03-3251-1656までお願いします。) 

正常資格者へ復帰した際には、

①毎年開催される義務研修会またはハンドリング競技会に参加しなければなりません。
 ただし、ハンドリング競技会への参加は、正常資格者へ復帰してから1年を経過しなければ参加できません。
②保持資格者であった期間中は、昇格試験に必要な期間に通算されません。

 

お問合わせ先

一般社団法人ジャパンケネルクラブ事業部技術事業課
TEL.03-3251-1656