展覧会システムの改正について 解説(7)
2022年4月以降、本会が主催・後援している全ての展覧会において「FCI展覧会規程」に則したシステムに改正となります。
また、競技会を含むチャンピオン登録も改正となります。
審査進行について
●遅刻犬について
- FCI展・クラブ連合会展・単犬種合同展
担当スチュワードが最終呼び出しを行い、審査が開始された後は出陳できません。
当該審査終了後に評価を受けることはできますが、席次の対象とはなりません。 - その他の展覧会
個体審査中までは、審査員の許可を得て出陳することができます。
●出陳クラスの訂正について
展覧会当日を含め、出陳締め切り後の出陳クラス変更はできません。但し、出陳目録を確認し、申し込んだクラスと異なるクラスに出陳されている場合は、以下の手続きを行ってください。
- 展覧会主催者に、出陳申込書を確認してもらいます。
- 出陳申込書に、出陳者の申告通りのクラスが選択されており、出陳目録作製時の間違いであった場合は、「クラス訂正用紙」を主催者が発行します。
※出陳者の間違いであった場合は発行されません。 - 担当リングスチュワードに「クラス訂正用紙」を提出し、出陳クラスを訂正してもらいます。クラス訂正用紙は展覧会終了後、本会へ送付されます。
※上記の手続き中、審査を止めることはいたしません。当該犬種の審査開始前に確認し、手続きを済ませてください。
●複数犬クラス
(任意開催となり、全ての展覧会で開催するクラスではありません。)
CHシップショー出陳犬が対象となります。CHシップショーを欠席し、複数犬クラスのみに出陳することはできません。なお、評価を受けた遅刻犬は出陳可能です。
- ブレースクラス
同一犬種、同一バラエティー及び同一所有者である牡牝各1頭によるチーム。どちらか1頭が欠席したら、チーム欠席。
審査基準:繁殖パートナーとしての適性、健全性、性別の相違等。個体の質がより高く、より良い犬が繁殖できそうなペア。 - ブリーダーズクラス
同一犬種、同一バラエティー及び同一繁殖者である3頭以上5頭以下のチーム。3頭未満でチーム欠席。
審査基準:犬種のタイプ、相似性、健全性等。犬種のタイプを失わず、質が良い犬の繁殖ができているか。 - プロジェニークラス
1頭の父犬または母犬、3頭以上5頭以下のその子犬(第1世代のみ)からなる4頭以上6頭以下のチーム。
父犬または母犬の欠席、もしくは子犬が3頭未満でチーム欠席。
審査基準:犬種のタイプ、相似性、子犬の優位性、健全性等。父または母よりも、さらに質の良いタイプを繁殖できているか。
●ロイヤルカナンアワードについて
ベストドッグとベストビッチにポイントを付与します。出陳頭数に係わらず展覧会種類に応じたポイントとなります。3月までは現在同様のシステムとなりますが、ポイントは加算されます。
表彰は犬種バラエティーの性別ごとにポイント数が最も多く、年間5回以上ポイント取得したものとなります(他は現在のルールに準じます)。
※ 2022年の表彰対象は4月以降の新ルールにおいて、5回以上ポイント取得したものとなります。
●チャンピオン登録について
(展覧会・競技会共通)
- 各種チャンピオン登録の期限が廃止となります。
- 各種チャンピオン資格登録確認通知が廃止となります。
- 血統証明書にチャンピオン登録日を記載いたします。従来の展覧会及び競技会におけるカードの最終取得日は記載いたしません。(※4月1日以降発行する全ての血統書に適用。)
- 各種インターナショナルチャンピオン資格は、FCIにおいて登録手続きが完了した後に認定されます。(※4月1日以降の登録申請分から適用。)
- FCIインターナショナルワーキングチャンピオン(C.I.T.)の登録は、FCI 1・2・3グループのワーキング・トライアル対象犬種のみとなります。
出陳申込について
出陳申込の際に改めて血統証明書をご確認ください。万一、出陳目録掲載内容の不備や出陳条件を満たしていない場合は、当該展の入賞が取り消しとなる場合があります。※入賞取り消しの際は、4月開催分より出陳者へ通知いたします。
- 出陳クラスは月齢及び取得資格に応じて出陳者が一つ選択します、必ずご記入ください。出陳締め切り後のクラス変更は一切できませんので、出陳目録に掲載されたクラスに出陳していただきます。
また、出陳犬に関する情報やクラスの内訳等は、展覧会当日まで公開できません。申込状況の確認は控えてください。 - 出陳者と血統証明書の所有者が異なるものや、マイクロチップもしくはタトゥーの記載が血統証明書に無いもの(CHシップショー出陳犬)、展覧会当日出陳者の会費が切れている場合は出陳できません。
お問い合わせ先
【展覧会事業課】 電話03-3251-1652