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ちぇさぴーく・べい・れとりーばー
チェサピーク・ベイ・レトリーバー
- CHESAPEAKE BAY RETRIEVER(2019/5/31更新)
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原産地
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アメリカ合衆国
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用途
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地上、水中ともに有能な回収犬(レトリーバー)である。
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沿革
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イギリス以外で作出された唯一のレトリーバーである。沿革はまったく不明であり、言いつたえによると、1807年ニューファンドランド島から来た船がアメリカ東海岸のチェサピーク・ベイ(湾)で難破した時ジョージ・ロー氏の手厚い救護を受けたお礼に船長がニューファンドランドから連れてきていた犬を送り、後にこの犬と地犬のハウンドの交雑で生まれたのがチェサピーク・ベイ・レトリーバーだったとされている。一説には1801年英国帆船がアメリカ東海岸沖で難破し救助されたお礼として贈られた2頭のニューファンドランドの子犬と、運搬用に飼育されていた雑種犬が後に交配し本犬種の基礎をきずいたといわれている。犬種固定にあたり使用されたのはカーリーコーテッドやフラットコーテッドのレトリーバーであり、1885年頃現在の体形となった。1878年第1号がAKCに登録された。
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一般外貌
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レトリーバーとして、地上及び水中の両方で、厳しい天候の下でも、容易に、効率のよい持続的な作業ができる特徴をもっている。ボディは頑丈で、バランスがとれ、適度な大きさで、回収犬としての機能を損なうほど大きくはなく、全体に弱々しいところはなく、力強く、機敏でスタミナもある。顎は大きな獲物を楽々と、慎重に保持するために、十分な長さと、力強さがなければならない。コートは、短毛で、粗く、ウェービーな外毛と、密生した、細く、ウーリー(羊毛状)で自然な油を十分に含んだ下毛のダブルコートである。
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習性/性格
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明るく、陽気な性格であり、理解力があり穏やかで、優れた感覚器官を持つ。愛情深く、保護本能がある。勇敢で、作業を好み、注意深く、嗅覚が鋭く、利口で、水を好む、これらの性質と、とりわけ気質は選択繁殖を行う上で最も重要視しなければならない。過度に臆病であったり、攻撃的な傾向にあるものは、ガン・ドッグ及び伴侶犬として望ましくない。
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毛色
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毛色は出来る限り作業環境に見合った色でなくてはならない。ブラウン、セッジ、デッドグラス(枯草色)などの色が認められる。単色が好ましい。他の色が混じるのは好ましくない。胸、腹、指趾、又は足の後側(大きなパッドのすぐ上)の白い斑は許容されるが、斑は小さいほど良く、単色であるのが好ましい。毛色及び毛質は審査の際、熟慮する必要がある。オナラブル・スカー(名誉の傷跡)はペナルティとならない。
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サイズ
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体高 牡:58~66cm 牝:53~61cm
オーバーサイズ、またはアンダーサイズは厳しいペナルティが課される。
体重 牡:29.5~36.5kg 牝:25~32kg
グループ(FCI10グループ)別
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