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とい・まんちぇすたー・てりあ
トイ・マンチェスター・テリア
- TOY MANCHESTER TERRIER(2019/2/27更新)
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原産地
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イギリス
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用途
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テリア
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沿革
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19世紀中頃イギリスで作出された。ネズミとりを目的として、たくましい戦闘力や頑丈な体をもった小型マンチェスター・テリアが期待されていた。しかし小型化するためのきびしい選択繁殖のくり返しや食事の量をへらすことなどから、期待したほどの成果が挙がらず、また、時代的にも作業テリアより愛玩テリアが好まれたこともあって弱々しいタイプとなった。このタイプの犬が好まれたのは19世紀末までであり、20世紀になって体重の上限(約3.1kg)が緩和され健全なタイプとなった。
トイ・マンチェスター・テリアと呼ぶのは日本やアメリカなどで、イギリスではイングリッシュ・トイ・テリアと呼んでいる。かつてはブラック・アンド・タ ン・ミニチュア・テリアと呼ばれたこともある。
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一般外貌
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十分なバランスがとれ、優雅で、引き締まり、滑らかですっきりとした体格である。
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習性/性格
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テリア・キャラクターを有する小型犬である。用心深く、歴史的にネズミ獲り競技で、よい成績を残していたことが思い起こされる。過度に神経質であることはない。
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毛色
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ブラック・アンド・タンである。ブラックは真っ黒であり、タンは深みのある濃いチェスナットに類似する。これらの色は互いに混じり合うことはないが、隣り合うことにより、鮮明で明瞭に色を区別する境界が形成される。前脚のタンは正面のパスターンまでである。タンは前脚の内側及び後ろでは肘のちょうど下まで続く。細いブラックのラインがそれぞれの指に沿い(ペンシリング)また鮮明なブラックの斑(サム・マーク)はそれぞれパスターンの中央及び顎の下に見られる。
後脚は前側及び内側が完全にタンであり、ブラックの筋が下腿の中央でタンを分ける。後肢外側のタンが多いもの(ブリーチング)は好ましくない。マズルのタンは十分である。鼻はブラックであり、このブラックは鼻梁にそって続き、目の下から、喉元までカーブする。両目の上にはタンの斑があり、両頬上には小さなタンの斑がある。下顎及び喉はタンで、唇の線はブラックである。耳の内側の毛はタンである(耳の後ろがタンであるのは好ましくない)。胸の両側にはタンが見られる。肛門及び尾の付け根下はタンである。斑を形成するホワイトはどこに見られても極めて好ましくない。
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サイズ
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理想体重 2.7~3.6kg
理想体高 25~30cm
グループ(FCI10グループ)別
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