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世界の犬
3G:テリア

けあーん・てりあ ケアーン・テリア
- CAIRN TERRIER(2019/5/21更新)

ケアーン・テリア

原産地

イギリス

用途

テリア

沿革

テリアのなかでもっとも古い犬種といわれ、ジョン・レスリーの『1436年から1561年に至るスコットランドの歴史』のなかで「地を掘って狐、穴熊、カワウソ、山猫などを退治する犬」はこの犬を指していると多くのひとに信じられている。
ジェームズ一世(1566~1625)はこの犬を国の誇りとして「土の犬(=テリア)」をフランス王室への贈り物としたとき、二隻以上の船に分乗させるよう命じたほどである。当時この犬は単にテリアと呼ばれ特別に犬種名はなかった。ドッグショーが始まり犬籍簿が整理されるようになっていろいろな犬種名が考えられたが、スコットランドを代表する適当な地名が他の犬種に先に使用されていたため、やむをえずケアーン(積石)と名乗った。岩場の穴や積石のなかに入って小獣を追い出していたからである。古いテリアでありながら地名を名乗っていない理由である。

一般外貌

機敏で、注意深く、作業能力に富んだ、自然な外貌である。前足に体重をかけるように前傾姿勢で立つ。四肢は頑丈である。肋は深く、動きはたいへん自由である。風雨に強い被毛である。

習性/性格

活動的で、勇ましく、大胆な印象である。怖いもの知らずで、陽気な性格で、独断的だが、攻撃的ではない。

毛色

クリーム、ウィートン、レッド、グレー、ほぼブラックのいずれかであること。これらの色のブリンドルはいずれも許容される。純黒やホワイト、ブラック&タンは好ましくない。耳やマズルは黒っぽいのが典型である。

サイズ

体高はおおよそ28~31cmだが、体重と釣り合いが取れていること。
理想的な体重は6~7.5kgである。

グループ(FCI10グループ)別

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