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世界の犬
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ぶらじりあん・がーど・どっぐ ブラジリアン・ガード・ドッグ
- BRAZILIAN GUARD DOG(2019/2/27更新)

ブラジリアン・ガード・ドッグ

原産地

ブラジル

用途

番犬、伴侶犬

沿革

南米大陸は歴史的に犬とかかわりがとぼしく、その上どの国も建国して日が浅く、自国原産犬種を持っている国が少ないが、その中にあってアルゼンチンのドゴ・アルヘンティーノとともにこのブラジリアン・ガード・ドッグは、珍しい南米原産の犬である。17世紀にブラジルへやってきた、ポルトガルやスペインの征服者によって、この地へもたらされたスペイン・マスティフ、ボルドー・マスティフ、ブラッドハウンド、ブルドッグ、マスティフなどの交雑によって作出され、そのするどい嗅覚で熱帯雨林にのがれた犯人追跡や家畜の番犬として使用されてきた。都市化が進むにつれて、その役割が次第に変わったことから、性格や体型の改良がはかられ、現在はショー・ドッグとしても愛育されている。ブラジル、アルゼンチンで多く飼育されている。

一般外貌

典型的なモロシアン・タイプの犬種。骨格は頑丈で、体形は長方形でコンパクトであるが、調和がとれ、均整もとれている。がっしりしていると同時に動作が非常に俊敏であることが容易に観察できる。牝と牡とは明確に異なる牝特有の特徴を十分に示さなければならない。

習性/性格

勇気と決断力があり、並外れて勇敢であることを特徴とする。飼い主及びその家族に対しては従順で、子供に対しては大変我慢強い。その忠誠心はブラジルの諺にもなっている。常に飼い主に連れ添うことを望む。見知らぬ人に対する不信(原語ではojeriza)が特徴の一つである。穏やかな性格で、慣れない物音や新しい状況にも動じない自信と落ち着きがある。優れた番犬の気質を有し、本能的に大型の獲物を狩猟し家畜を駆り立てることに専心する。

毛色

失格となる毛色(ホワイト及びマウス・グレー)(斑をもつ犬及びダップル・コート)以外の全ての単色が許容される。単色の地色にブリンドルが混じっている犬は、それよりも淡いストライプあるいは非常に濃いストライプをもつ場合がある。ブラックマスクはある場合も無い場合もある。認められた全ての毛色において、指趾、胸部、尾の先端の白斑は容認されている。その他の部位において白斑は望ましくない。全身の4分の1を越える白斑はペナルティが課せられる。

サイズ

体高 牡:65~75cm 牝:60~70cm
体重 牡:最低 50kg 牝:最低 40kg

グループ(FCI10グループ)別

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