「アジリティー規程」及び「アジリティー競技会規程」の改正について(2018年11月〜)
2018年3月20日(火)に開催された第257回理事会において、「アジリティー規程」並びに「アジリティー競技会規程」の改正が議決されました。
規程改正の主要点は下記の通りで、下線部が追加または変更となりますのでご精読ください。なお、当該規程は、2018年11月1日以降に開催される競技会より施行します。
詳細につきましては、FCIアジリティー規程にてご確認ください。
1)障害について
- 一重ハードル及び二重ハードル(スプレッド・ジャンプ)
バーの高さ S:25〜30㎝ M:35〜40㎝ L:55〜60㎝ - テーブル
テーブルの採用はなくなりました。
2)コース標準タイムについて
- FCIインターナショナルアジリティー競技大会(本部主催)・FCIインターナショナルアジリティー競技大会(東・西日本ブロッ ク訓練士協議会主催)における標準タイムは、最も早く最もコース上の失敗が少なかった犬のタイムに15%加えたタイムとする。なお、小数点以下は切り上げとする。
- ブロックアジリティー競技会・ST連合会アジリティー競技会・クラブアジリティー競技会における標準タイムは、コース全長を旋回ス ピードで割ることにより決定する。旋回スピードは担当審査員が当該コースに対して、競技会の水準、コースの難易度及び競技場の地面の状態によって選定された旋回スピードに従っ て決定する。
3)リミットタイムについて
リミットタイムは、コース全長をアジリティーでは、2.0m/Sで、ジャンピングでは2.5m/Sで割ることによって決定する。
4)指導手の注意事項について
- 指導手は犬や障害に触れてはならない。
- 指導手は、障害を跳躍や通過をしたり、障害の上や下を通ったりしてはならない。
- 審査員の合図があるまで、犬をスタートさせてはならない。
5)失敗による減点について
犬が障害を跳躍する際に、障害を倒したり又は落とした時。
6)拒絶による減点について
- シーソーで、中央軸を4本の足が越える前に跳び下りた時。
- ハードルのバーの下をくぐった時。
- チューブ・トンネル、フラット・トンネル、ハードルのウイングを跳び越えた時。
- タッチ障害の下をくぐったり、跳び越えた時。
- チューブ・トンネル、フラット・トンネルを横から障害にアプローチする際、トンネルを跳び越える等の誤った動作をした時。
- 最初の障害を跳ばずに、障害横を通過した時。
7)失格について
- Aフレームの頂点を越えた後、下り傾斜路に触れる前に地面に触れた時。
- 犬が障害を通過する前に、障害を倒したり、壊したりして、障害を正しく通過できないようにした時。
- 指導手が障害を倒したり、壊したりした時。
- 犬がスタートラインを越えた後、審査員の指示なしに犬をスタートの位置に戻した時。
8)席次について
- 減点合計の低い犬を上位とする。
- 減点合計が同点の場合には、競技時間の短い犬を上位とする。