質問フォームに寄せられた質問に対する回答 解説(5)
展覧会システム改正に関する各解説の下部にある「質問フォーム」にこれまで寄せられた質問に関して回答させていただきます。解説並びに動画と共にご確認ください。
出陳条件について
A 現時点では、書籍等の発売予定はありません。
A ワーキングクラス採用犬種は、ワーキングクラスにしか出陳できないのではなく、年齢クラスであるインターミディエイトクラスやオープンクラスに出陳すること可能であり、チャンピオン資格犬であればチャンピオンクラスに出陳申込することも可能です。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 1分17秒以降参照
A ワーキングクラスに出陳する場合、各犬種グループに対応したワーキング・テストを受検し合格する必要があります。
ワーキングクラスの出陳に必要な、FCI指定証明書であるWCC(ワーキング・クラス・サティフィケイト)を当該ケネルクラブで発行してもらい、出陳申込時にはWCCの写しを添付しなければなりません。なお、FCIワーキング・トライアル対象外の犬種は、ワーキングクラスの採用はありません。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 2分00秒以降参照
CAC(CC)について
A これまで、JKCチャンピオン登録に必要なものとして、展覧会当日付与していたCC(チャンピオン・チャレンジ・サーティフィケイト)のことを、今回の改正に伴い、CAC(Certificate d‘Aptitude au Championnat)と改称します。
M.CCに関しても今後は、M.CACと改称され、本部展・FCI展・クラブ連合会展・犬種部会展のみで付与されます。尚、JKCチャンピオン申請につきましては、これまで同様2名以上の異なる審査員からCAC4枚(内、1枚以上のM.CACが必要)取得、DNA登録、訓練試験登録が必要となります。
A 全ての展覧会において、J.CAC・V.CACは付与されますが、M.CAC/J.M.CAC/V.M.CACは、クラブ展では交付されません。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 14分40秒以降参照
A CACは、牡牝共にジュニアクラス・ベテランクラス以外の各クラス(インターミディエイト、オープン、ワーキング)1席の「エクセレント」評価犬全てに交付されます。ジュニアクラス、またはベテランクラスの牡牝のエクセレント評価の各1席犬には、それぞれJ.CAC・V.CACが付与されます。なお、チャンピオンクラスは、例えエクセレント評価の1席犬であってもCACは交付されません。⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 13分12秒以降参照
A エクセレント評価の1席入賞犬にのみ、CACが付与されるので、例えエクセレント評価であっても2席入賞犬、3席入賞犬、4席入賞犬にはCACは付与されません。
A J.CACは、ジュニア・チャンピオン登録のみに有効となり、V.CACは、ベテラン・チャンピオン登録のみ有効となります。J.CAC・V.CACをもって、JKCチャンピオン登録は出来ません。
なお、ジュニア・チャンピオン、ベテラン・チャンピオンでは、チャンピオンクラスに出陳することは出来ません。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 13分12秒以降参照
A JKCチャンピオン登録に必要なCACは、インターミディエイトクラス・オープンクラス・ワーキングクラスの「エクセレント」評価の各1席犬に付与されます。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画13分12秒以降参照
A JKCチャンピオン申請につきましては、2名以上の審査員からCAC4枚(内、1枚以上M.CAC必要)取得、DNA登録、訓練試験登録が必要となり現在のルールから変更ありませんが、1枚目から最終取得までの有効期限(4年間)に関しては廃止されます。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 14分25秒以降参照
A CAC4枚は、インターミディエイトクラス、オープンクラス、ワーキングクラスのどのクラスで取得したCACでも構いません。
キャシブについて
A FCI展でCACIBを取得することが出来るクラスは、牡牝それぞれインターミディエイトクラス/オープンクラス/ワーキングクラス/チャンピオンクラスとなり、各クラスの「エクセレント」評価の各1席犬から1頭選出されます。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 16分19秒以降参照
A BOB/BOS入賞犬にCACIBを付与するのではなく、牡牝それぞれにインターメディエイトクラス/オープンクラス/ワーキングクラス/チャンピオンクラスの「エクセレント」評価の各クラス1席犬の中から、キャシブウィナーとしてCACIB付与犬を選出します。FCI展覧会規程では、リザーブCACIBの付与は任意となっているため、改正後は、リザーブCACIBの選出、及び付与は行いません。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 16分40秒以降参照
A 展覧会規程改正前に取得したCACIBも、改正後に取得したCACIBと合算可能です。当該犬種はワーキングトライアル対象犬種となりますので、IGPⅠ(国際作業犬Ⅰ)、又は「IPO-R(RH-TA)(国際災害救助犬Ⅰ)」の訓練試験登録と有効なCACIB2枚で、C.I.B.(インターナショナルビューティーチャンピオン)の申請が可能となり、また、有効なCACIB4枚でC.I.E.(インターナショナルショーチャンピオン)タイトルの申請が可能となります。
A CACIBの付与は、BOB/BOSに付与するのではなく、牡牝それぞれにインターメディエイトクラス/オープンクラス/ワーキングクラス/チャンピオンクラスの各クラスの「エクセレント」評価の1席犬から『キャシブウィナー』を選出し、付与されます。よって、牡・牝、別々に付与されます。
⇒『JKCドッグショーの新ルール解説』動画 16分40秒以降参照
その他
A ベテランクラスの場合、年齢による欠歯を許容するか否かは、担当審査員によるものです。FCIによれば、理由の如何によらず、避妊手術を受けた牝犬の出陳は許可されるべきではないとのことです。
A 改正後は、国外からの遠征犬は、全ての展覧会で年齢相応のクラスに出陳し、「エクセレント」評価1席犬となることにより、CAC(M.CAC)が交付されます。ただし、チャンピオンクラスでの出陳犬には、CAC(M.CAC)が付与されませんので、注意が必要です。なお、チャンピオン登録の際は、本会に単犬登録が必要となり、国内犬同様の手続きが必要となります。
A ジュニア・チャンピオンとベテラン・チャンピオンの登録条件は、JKCチャンピオンの登録条件とは異なります。
- ジュニア・チャンピオン
- ・CACの種類と枚数
- ジュニアクラスで取得したJ.CAC3枚とし、うち1枚以上は、J.M.CACが必要です。
- ・交付審査員の条件
- J.M.CACを含む3枚のJ.CACは2名以上の異なる審査員が発行したものが必要となります。
- ・登録の付帯条件
- DNA登録・訓練試験登録を同時に行う必要はありません。
- ・登録期限
- ジュニア・チャンピオン登録を行える期限は特に設けません。
- ベテラン・チャンピオン
- ・CACの種類と枚数
- ベテランクラスで取得したV.CAC3枚とし、うち1枚以上は、V.M.CACが必要です。
- ・交付審査員の条件
- V.M.CACを含む3枚のV.CACは、2名以上の異なった審査員が発行したものが必要です。
- ・登録の付帯条件
- DNA登録・訓練試験登録を同時に行う必要はありません。
- ・登録期限
- ジュニア・チャンピオン登録と同様に、登録を行える期限は特に設けません。
※ジュニア・チャンピオン/ベテラン・チャンピオン登録時に、DNA登録は必要としませんが、当該犬を父犬として繁殖させる場合には、DNA登録は必要となります。
A アワードポイントは、ベストオブブリード入賞犬にではなく、ベストドッグ・ベストビッチに付与されます。
A これまでと同様、質問することはできません。
A 失格になった犬を再度出陳されますか? 但し、当日のコンディション等により、失格になった場合には再チャンスはありえます。本部が出陳を拒否することはできません。また、失格事項に該当し失格になった出陳犬を、本部は『入賞できない犬』として管理することはいたしません。
A 評価は、審査員個々に任されますが、『失格事項や欠点に当てはまる犬』とは、かなり重い判断ですので、異なる審査員でも同様の評価になることが予想されます。但し、当日のコンディションにより、テールダウン等の場合、変化することもあります。
A 展覧会の開催理由は犬種に精通した審査員が犬種標準に則しているかを判断する場なので、審査員が掲示した判断に対し、異議申し立てや協議することはありません。
A BOB入賞犬のみ、担当審査員に書いていただきます。ホームページ等での開示はいたしません。その場でお渡しすることもいたしませんが、BOB入賞犬所有者より、ご希望があれば所有者に後日お送りします。
A ベリーグッド評価であってもブリード審査の席次入賞は、可能です。入賞数と、エクセレント・ベリーグッド評価の出陳犬がクラス内に何頭いるかを確認のうえ、出陳者が判断していただくことになります。
A ベリーグッド評価の出陳犬は、例えクラス1席となってもその後に行われる上位審査(ベスト・ドッグ、ベストビッチ審査、BOB審査、グループ審査)に進むことは出来ません。もし、その犬1頭のみの出陳であれば、その日のその犬種のベストオブブリードはありません。
お問い合わせ先
【展覧会事業課】 電話03-3251-1652