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世界の犬
9G:愛玩犬

ぺきにーず ペキニーズ
- PEKINGESE(2019/6/13更新)

ペキニーズ

原産地

中国

用途

コンパニオン・ドッグ

沿革

祖先犬はラサ・アプソであったようで、ラマ教の教主ダライ・ラマによって紀元前秦の始皇帝をはじめとし歴代の皇帝に貢物として贈られていたといわれている。宮廷ではこれを門外不出の犬として愛育し改良したものらしい。この犬がいたという記録は8世紀の唐の時代までさかのぼることができるが、それ以前の記録はない。
1860年阿片戦争で中国と戦ったイギリスの士官が、宮廷に置き去りにされた西太后の愛犬のペキニーズ5、6頭を保護しイギリスへ持ち帰ったのがヨーロッパへこの犬種が紹介された最初だった。ビクトリア女王も愛育し、1872年「ルーティ」が死んだ時、宮廷動物画家だったサー・ランドシーアに在りし日の姿を描かせたほどである。イギリスでも宮廷や貴族だけに飼育されていたが、1893年にショーへ出陳され、またたく間に人気犬種となった。

一般外貌

ライオンのような外貌をし、鋭敏で、利口な表情をしている。小型で、バランスがとれ、威厳があり、洗練された、適度にがっしりした犬である。いかなる理由でも呼吸困難の症状や健全な動きができないものは許容されず、重大な減点となる。また、被毛は多すぎない。

習性/性格

怖いもの知らずで、忠実で、超然としているが、臆病であったり、攻撃的ではない。

毛色

あらゆる色とマーキングが許容され、同じ評価とされる。ただし、アルビノとレバーは除く。パーティ・カラーの場合は均等に分布していること。

サイズ

理想体重は、牡は5kgを超えてはならず、牝は5.4kgを超えてはならない。牡は小さく見えなければならないが、持ち上げると驚くほど重い。豊富な骨量と、頑丈なボディはこの犬種の特徴である。

グループ(FCI10グループ)別

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