- HOME
- 世界の犬(7G:ポインター・セター)
- スモール・ミュンスターレンダー
すもーる・みゅんすたーれんだー
スモール・ミュンスターレンダー
- SMALL MUNSTERLANDER(2019/5/31更新)
-
原産地
-
ドイツ
-
用途
-
多目的のワーキング・ガンドッグ
-
沿革
-
スモール・ミュンスターレンダーの発展は19世紀中頃だとされている。
ドイツの狩猟法改正以降、ハンターや狩猟愛好家たちの増加及び獲物を体系的に繁殖させる方法の誕生に伴い、新しいジャーマン・ポインティング・ドッグの繁殖が始まった。文献によれば、1870年頃、ミュンスターランド地方では、長毛の「Wachtelhunds」(ジャーマン・スパニエル)が良く知られていた。この犬種は、ポインティングに優れており、たいへん優れた嗅覚を持ち、回収能力も兼ね備えていた。
1906年には、著名な詩人Hermann Lönsが、雑誌「Unser Wachtelhund」で、その当時存在していたレッドのハノーバリアン・ヒース・ハウンドについて述べ、人々にこの犬の情報提供を呼びかけた。しかし、彼とその兄弟たちはハノーバリアン・ヒース・ハウンドではなく、農場にいた、ポインティングを行うWachtelhundsを発見し、それを「Heidewachtel」と名付けた。Löns兄弟以外では、愛犬家としてよく知られているBevervörde-Lohburg男爵らが、ミュンスターランド地方とは別の地域で、ブリーディング・ストックを作出しようと尽力していた。
また、ブルグシュタインフルトの教師であったハイトマン氏は、ラインブリーディングに初めて成功した。その後数年の間に、いわゆる「ドルステン・タイプ」として知られるいくつかの血統がウェストファリアで作り出された。
1912年3月17日、「Verband für Kleine Münsterländer Vorstehhunde」(スモール・ミュンスターレンダー・ポインティング・ドッグ・クラブ)がついに設立された。当時このクラブは設立目的を、「本団体は、ミュンスターランドで何十年もの間繁殖されてきた長毛の小型のポインティング・ドッグの純粋性の追求と正しい繁殖の普及を目的とする」と掲げていた。当時は、この犬種の特徴が固定されていなかったために、繁殖活動だけでなく、この団体の活動も阻害されていた。
1921年以降、ブリーダー達はついにFriedrich Jungklaus氏により作成されたブリード・スタンダードを適用するようになった。しかし、この犬種の真の起源は明確にはなっていない。
-
一般外貌
-
力強く、調和の取れた体格の中型犬である。犬質が高く優雅で、バランスの取れたプロポーションをしている。特徴的な頭部をしている。直立時のアウトラインは流れるようで、尾は水平に保持する。前脚は十分な飾り毛で覆われ、後脚にはブリーチングが生えており、尾は目立つフラッグになっている。光沢のある被毛は真っ直ぐあるいは僅かにウェービーで、密生しているが、長過ぎることはない。歩様は調和が取れており、リーチが長い。
-
習性/性格
-
賢く学習能力に富み、感情表現が豊かであるが穏やかで安定した性格である。人に対しては、用心深く、友好的で(家庭犬に適している)、社交的、主人に対しては忠実である(団結心がある)。情熱的で、獲物に対し粘り強く、様々な狩猟に対する適性があり、冷静さと鋭敏さも併せ持つ。
-
毛色
-
ブラウン&ホワイトまたはブラウンローンで、ブラウンのパッチやマントルあるいはティッキングがある。ブレーズは許容される。マズル、目、肛門の周囲に見られるタン色のマーキングは許容される。
-
サイズ
-
体高
牡 54 cm
牝 52 cm
2 cmまでのオーバーサイズ及びアンダーサイズは許容範囲とする。
グループ(FCI10グループ)別
下記のグループボタンから、ご覧になりたいグループを選択すると個々の犬について表示されます