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世界の犬
7G:ポインター・セター

いりっしゅ・れっど・あんど・ほわいと・せたー アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター
- IRISH RED AND WHITE SETTER(2019/2/27更新)

アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター

原産地

アイルランド

用途

鳥猟犬、家庭犬

沿革

アイルランドのセターはおそらく17世紀後半に、その犬種として確立された。アイルランドのセターに2つの犬種があることはアイルランド国外ではまだ十分に認知されていないが、レッド・アンド・ホワイト・セターの方がこの2犬種では歴史が古く、慎重な選択繁殖が単色のレッドを生み出したことは確かである。アイリッシュ・セターがショーに出陳され始めたちょうど19世紀半ばを過ぎた頃、この犬種の適切な色について多くの混乱が生じた。19世紀後半にはレッド・セターが事実上レッド・アンド・ホワイト・セターより頭数で優り、レッド・アンド・ホワイト・セターが極めて少なくなったことから絶滅したものと考えられた。しかし、1920年代にこの犬種を復活させる努力がなされた。1944年までには本犬種は独自のクラブをもつまでに復興し、現在ではアイルランドのショーやフィールド・トライアルにおいてかなり見られるようになった。現在では、1981年にアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター・フィールド・アンド・ショー・ソサエティーが設立され、その努力と指導により、本犬種はアイルランドのみでなく、国際レベルで発展している。アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターはフィールド・トライアルにおいて、他のポインティング犬種と競い合い、成功を収めており、現在かなりの数のフィールド・トライアル・チャンピオン及びショー・チャンピオンがいる。

一般外貌

強健で、バランスが取れ、重々しくなく、均整がとれている。飾っているというよりも、筋骨たくましい。アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターは主にフィールドで使用する目的で繁殖され、鳥猟犬の観点から審査しなければならない。

習性/性格

誇り高く、鋭敏で、理解力がある。優しく、友好的な態度を示す。その反面で決断力、勇気、大胆さがなければならない。友好的で、信頼がおけ、訓練しやすいガンドッグである。

毛色

地色はホワイトでくっきりしたレッドの単色の斑がある。両色ともたいへん鮮明で、光沢がなければならない。顔の周りや足、前脚の肘までと、後脚の飛節までは、ローンではなくフレッキングが許容される。ボディの他の部分にローンやフレッキング、モトリングがみられるものは非常に問題となり失格とされる。

サイズ

理想体高 牡:62~66cm 牝:57~61cm

グループ(FCI10グループ)別

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