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しょろいつくいんつれ
ショロイツクインツレ
- XOLOITZCUINTLE(2023/2/20更新)
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原産地
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メキシコ
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用途
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スタンダード・サイズ:ウォッチ・ドッグ
インターミディエイト・サイズ:ウォッチ・ドッグ
ミニチュア・サイズ:コンパニオン・ドッグ
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沿革
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これらの犬の起源ははるか昔に遡る。以前、原住民はこの大変貴重な肉を特別な儀式の際に食していた。ナワトル語で「Xoloitzcuintli」またはスペイン語でショロイツクインツレ(Xoloitzcuintle)は神「Xolotl(ショロトル)」の使いとみなされおり、明らかに犬名はこの神の名に由来している。この犬種の務めは死んだ者の魂をその最終到達地まで導くことであった。そのため、この犬の頭数は絶滅近くに至るまで減少した。メキシコKCはこの原産犬種を保護し、1940年よりショロイツクインツレをメキシコKCのロゴに使用している。この犬種のヘアレス・バラエティーは「perro pelón mexicano(メキシカン・ヘアレス・ドッグ)」としても知られている。コーテッド・バラエティーは、現地では「izcuintle」として知られている。
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一般外貌
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古代からの自然なプリミティブ・ドッグであり、その一般外貌は進化によって作出された。大変魅力的でほっそりとした優雅な犬で、あらゆる面で適度であり、粗野に見えることなくスピード、調和、強さを表現している。また、すっきりとしたアウトラインのよく釣り合いがとれたボディをしており、胸は幅広で、肋はよく張っており、四肢及び尾は長い。この犬種にはヘアレス・バラエティーとコーテッド・バラエティーの2つのバラエティーがあるが、両バラエティーの外貌は被毛と歯列を除いては全く同じである。
ヘアレス・バラエティー:最も重要な特徴は、全く、或いはほぼ完全にボディに被毛がなく、スムースで柔らかい皮膚をしている点である。固有の特徴として、先天性ヘアレス遺伝子に関連し、歯列はほぼ常に不完全である。
コーテッド・バラエティー:とても魅力的な犬で、完全に短い被毛が生えている。被毛は詰まっており、フラットで、アンダーコートが無く滑らかである。コーテッド・バラエティーもヘアレス・バラエティーと同様に調和がとれ、釣り合いがとれた外貌をしており、歯列は正常に発達し、正常な位置に生えている完全歯(42本)でなければならない。
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習性/性格
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ショロイツクインツレは静かで、落ち着いており、明るく、用心深く、利口である。他人に対しては疑い深く、ウォッチ・ドッグに相応しく、コンパニオンとしても優秀である。決して攻撃的なことはない。コーテッド・バラエティーもまたあらゆる面で同じである。
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毛色
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ヘアレス・バラエティー
単色で均一なダークな色の皮膚が望ましい。その幅はブラックから黒っぽいグレー、スレート・グレー、ダーク・グレー、レディッシュ、レバー、ブロンズ、ブロンドまである。斑のあるものもおり、ホワイトを含むいかなる色のマーキングでも良い。
コーテッド・バラエティー
単色で均一なダークな色が望ましい。その幅はブラックから黒っぽいグレー、スレート・グレー、ダーク・グレー、レディッシュ、レバー、ブロンズ、ブロンドまである。斑のあるものもおり、ホワイトを含むいかなる色のマーキングでも良い。
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サイズ
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牡にも牝にも3つのサイズがある。
スタンダード・バラエティー:46~60cm。犬質がトップクラスのものに於いては+2cmが許容される。
インターミディエイト・バラエティー:36~45cm。
ミニチュア・バラエティー:25~35cm。
グループ(FCI10グループ)別
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