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ぱーそん・らっせる・てりあ
パーソン・ラッセル・テリア
- PARSON RUSSELL TERRIER(2019/2/27更新)
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原産地
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イギリス
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用途
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頑強で、執着心の強いワーキング・テリア。穴に潜る特殊な能力を持つ。
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沿革
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この犬種の作出者、ジョン(ジャック)ラッセル牧師は、1795年にデボン州ダートマスで生まれた。彼は聖職者になり、その牧師としての生涯のほとんどをデボン州スイムブリッジ教区で過ごした。乗馬ならびに狩猟を長年たしなみ、テリアの繁殖、選別に情熱的に関わるようになった。1873年英国ケネル・クラブが創設され、彼は初期メンバーの一人となる。1883年87歳で死去。オックスフォード大学在学中に、初めてのテリアを飼ったが、それは頭部にマーキングのあるホワイトのワイアヘアードの牝で、今日のスタンダードと極めて似ていた。ジャック・ラッセルはさまざまな種類のワーキング・テリア間の、つまり単色、及びパーティ・カラー間の交配を数多く行った。彼の目的は常に、タイプの統一に固執することではなく、とにかく狩猟の素質を高めていくことにあった。この異なるテリア犬種間の交配の伝統は、後々まで続いた。また彼はこのテリアを複数の他犬種と交配させることを試みたが、祖先のジャック・ラッセルのタイプとは異なるものが生まれ、その努力の結果に失望して、ついには、あきらめざるを得なかった。第二次大戦後は、この犬種はヨーロッパ大陸で、特に狩猟家・乗馬愛好者のあいだで、とてももてはやされた。1990年1月22日、英国ケネル・クラブはこの犬種を認定し、パーソン・ジャック・ラッセル・テリアという名前で公認暫定スタンダードを発行した。FCIは2001年6月4日に公認犬種とし、犬種名をパーソン・ラッセル・テリアとした。
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一般外貌
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見るからに作業好きで、活発で俊敏な狩猟犬。スピードと耐久力のある構成。全体的にバランスがよく柔軟性がある。名誉の負傷は許容される。
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習性/性格
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生まれつき、土中に潜り、狩りをする能力とそれにふさわしい体躯構成のワーキング・テリア。勇敢かつ親しみやすい。
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毛色
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全体がホワイト1色のもの、あるいは、それにタン、レモン、ブラックまたはこれらの色の組み合わせの斑のあるもの。しかし、ホワイトの部分が優っていなければならず、こうした斑は頭部ないし尾根に限られているのが望ましい。
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サイズ
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理想体高 牡:36cm 牝:33cm
上下2cmまで許容される。
グループ(FCI10グループ)別
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