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ぷらしゅすきー・くりさじーく
プラシュスキー・クリサジーク
- PRAŽSKÝ KRYSAŘÍK(2019/10/21更新)
写真提供::Ceskomoravská Kynologická Unie
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原産地
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チェコ共和国
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用途
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コンパニオン・ドッグ
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沿革
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歴史的資料によると、この犬種はチェコの歴史を遡って古くから知られている。小型で、動きが素早く、優れた嗅覚を有しているため、古くからネズミ駆除のために使用されてきた(これが「クリサジーク」=「ネズミ捕り」という犬種名の由来である)。この資質は長年に亘る歴史的発展に於いて培われた。この小型の活発な犬はしばしばプラハ城で開かれたチェコ王主催の宴会等にも登場しており、ボヘミアの貴族の宮廷で親しまれ、飼われていた。この犬種はボヘミアの王からの贈物として他のヨーロッパ諸国の統治者に広まり、後に一般家庭に至るまでの普及を果たした。歴史的資料による調査では、この犬種が実際にボヘミアの原産犬種であり、チェコの初期の歴史まで遡ることができると確認された。1980年にこの犬種の再生への取り組みが始まり、プラシュスキー・クリサジークは再び家庭犬として愛されるペットとなり、世界中の多くの国々でもポピュラーな犬種になっている。
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一般外貌
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スムース・ヘアードまたはミディアム・ロング・ヘアードの小型犬であり、ほぼスクエアでコンパクトなボディである。小型ではあるが、非常に活発で、機敏、陽気な犬である。性相が明確である。
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習性/性格
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穏やかで、好奇心に富み、愛情豊かである。俊敏で、一定の歩様である。生まれつき他人に対しては若干控えめであるが、家族には非常に友好的である。生まれながらの気高さを兼ね備えている。
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毛色
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タン・マーキングのあるブラック、ブラウンまたはブルー、また、それらの毛色が薄まった色も含まれる(非常に薄い色調から非常に濃い色調まで全て)。イエローの後退した毛色(薄い色素沈着を伴うもの)及び、最も濃い色調のレッド。それらの毛色にはタン・マーキングはない。ブラック・アンド・タン・マール及びブラウン・アンド・タン・マール。
タン・マーキングは濃い赤みを帯びていることが望ましい。ただし、遺伝子構造上、よりタンの薄いブルー・バラエティーを除く。
タン・マーキングは目の上、頬、胸、パスターン及び足に見られる。また、後躯の内側及び尾の付け根の下にも見られる。前胸には同じような三角形が2つ形成されている。
鼻、目及び唇の縁の色素は毛色に準じているが、より濃い色素が望ましい。
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サイズ
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体 高
牡及び牝: 21 cm ‐23 cm(許容範囲 ±1 cm)
体 重
牡及び牝: 最適な体重は約2.60 kg
グループ(FCI10グループ)別
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