ペルービアン・ヘアレス・ドッグ

PERUVIAN HAIRLESS DOG

最終更新日 2025年04月08日

FCIスタンダードNo.310

原産国

ペルー

用途

コンパニオン・ドッグ

沿革

「viringo」として知られるペルービアン・ヘアレス・ドッグは、その特性故に様々な時代のペルー人の興味の対象となってきた。ビクス、モチカ、チャンカイ、ティアワナコイドの影響を受けたチャンカイ、及びチムーのような様々な前インカ文明の異なる文化の陶器に描写されている。多くの場合、ヘアレス・ドッグはピューマ、ヘビ、タカの代わりに描かれており、これは特にチャンカイ文化において際立っている。これらの描写でみられるように、ヘアレス・ドッグは前インカ時代の紀元前300年から紀元後1460年の考古学的な期間に現れたと言える。

一般外貌

全体的な体躯構成は優雅で、ほっそりしており、スピード感と力強さを感じさせ、調和が取れ、粗野な面はない。この犬種にはボディ全体の被毛がないことが主な特徴であるヘアレス・バラエティーと、ボディ全体が毛で覆われているコーテッド・バラエティーの2つのバラエティーがある。
もう一つの顕著な特徴は、ヘアレス・バラエティーに於いては、殆どの場合先天性脱毛症と関連して歯列が不完全であるということである。

習性/性格

気品高く、家族に対しては愛情豊かで、同時に、快活で、警戒心に富んでいる。一方、他人に対しては慎重で、良い番犬となる。

毛色

ヘアレス・バラエティーの皮膚の色はブラック、スレート・ブラック、エレファント・ブラック、ブルーイッシュ・ブラック、あらゆる色調のグレー、ブロンズ、コッパー、ダーク・ブラウンから明るいブロンドまで様々である。これら全ての色は単色であるか、或いは、ボディのいずれかの部分(望ましくは胸、脚及び尾)に色素沈着がない部分があってもよい。しかしながら、その範囲はボディの20%を超えるべきではない。同等の状態では、単色が望ましい。

ヘアレス・バラエティー
被毛はなく、頭部や足と尾の先端の僅かな被毛のみが許容される。また、背に被毛が僅かに生えていることもある。これらの被毛はあらゆる色またはコンビネーションでも良い。
コーテッド・バラエティー
滑らかで、短く、詰まった被毛である。被毛はマール以外のあらゆる色またはコンビネーションでも良い。

サイズ

牡と牝で3つのサイズがある。

ラージ
体高
51cmから65cm
体重
12kgから30kg
ミディアム
体高
41cmから50cm
体重
8kgから12kg
スモール
体高
25cmから40cm
体重
4kgから8kg

グループ(FCI10グループ)別

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