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最終更新日 2025年04月08日
オーストラリア
テリア
テリアという名称は、本来イギリスとアイルランドの二国がある大小のブリテン島で土中や穴居する小害獣を捕らえる犬やその系統の犬に与えられたものである。この犬たちが魅力的だったことから他の国でもテリアを母胎とした犬種づくりがおこなわれた(例:日本テリア)。
オーストラリアン・シルキー・テリアは19世紀の末のオーストラリアにおいて、ヨークシャー・テリアといろいろなテリアの混血で作られたオーストラリアン・テリアから作出された。シドニー・シルキーと呼ばれたこともある。ショーに出陳されたのは1907年で、犬種基準が制定されたのはその2年後だった。原産国とインド以外では飼育されなかったが、1959年アメリカに紹介されて以来多くの国で飼育されるようになった。
引き締まり、適度に地低く、中位の長さで洗練された構成であるが、家ネズミを退治する能力を感じさせるのに十分なサブスタンスである。テリア・キャラクターを有し、鋭敏で敏捷で、活発で健全である。左右に分かれた真っ直ぐな絹糸状(シルキー)の被毛はよく手入れされた様子を示している。
ブルー&タン又はグレー・ブルー&タンで、濃い色ほど好ましい。尾のブルーはたいへんダークである。シルバー・ブルー又はフォーンのトップノットが望ましい。ブルー及びタンの分布は以下の通りである。タンは耳の付け根の周り、マズル及び頬の両側に見られる。ブルーはスカルから尾の先にかけ、前脚はパスターン近くまで、後脚は大腿から飛節までにある。タンのラインがスタイフル(膝)下、パスターン及び飛節から指趾にかけて、また肛門の周りにある。ボディの色には黒ずんだ部分やダークな色調があってはならない。ブラックは仔犬においては許容されるが、18ヵ月までにブルーの毛色が定着しなければならない。
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