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最終更新日 2025年04月08日
チベット(中国)
伴侶犬、番犬、護衛犬。
チベタン・マスティフ(Do-Khyi)は古くからヒマラヤの遊牧民の作業犬およびチベットの僧院の護衛犬として使用されている犬種である。遥か昔に初めて発見されたときから、多くの謎に包まれている犬種であった。アリストテレス(紀元前384〜322年)から1271年にアジアを訪れたマルコ・ポーロの著書に至るまで多くの歴史的な文書は、この犬種が生まれながらに持つ肉体的、精神的な強さとその印象の強さを称えている。この犬種の独特な咆え声でさえ、非常に貴重な特性であると記されている。Martin、Youatt、Megnin、Beckmann、Siber、さらにはStrebelやBylandtなどのヨーロッパの代表的な犬学者たちは、その起源やチベット文化に於ける役割に魅了され、この犬種を集中的に調査した。チベタン・マスティフが全ての大型マウンテン・ドッグおよびマスティフ・タイプの祖先であると考える者までいた。西洋に紹介された最初のチベタン・マスティフとして知られているのは1847年にハーディング卿(当時のインド総督)によりヴィクトリア女王に送られた牡犬であった。その後、1880年代にはエドワード 7 世(当時の皇太子)が 2 頭のチベタン・マスティフをイギリスに持ち帰った。記録に残っている初期の一胎の子犬は1898年にベルリン動物園で生まれたものである。
力強く、重量感があり、恰幅がよく、骨も頑丈である。強く、どっしりした印象を与える。堂々とした力強さを持ち、頑強で、持久力があり、どのような機構での作業にも適している。成犬となるのに時間を要し、牝で2~3年、牡で最低4年要する。
独立心、警戒心が強い。命令には服従し、家族とテリトリーに対し忠実である。
リッチ・ブラック、ブラック&タン、ブルー、ブルー&タン、濃いフォーンから深いレッドまでのゴールド。全ての色は混じりけがないほどよい。タンはたいへん鮮やかなチェスナットから薄いものまで幅がある。胸に見られるホワイトのスターは許容される。足にある極小のホワイトのマーキングも許容される。目の上や脚の下部、尾の裏側にタン・マーキングが見られる。マズルにもタン・マーキングがあり、目の周りにはスペクタクル・マーキングが見られる。
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