グループ(FCI10グループ)別
下記のグループボタンから、ご覧になりたいグループを選択すると個々の犬について表示されます
最終更新日 2025年03月05日
撮影:Alice van Kempen
オランダ
ダッチ・シャペンドースは羊の群れを集めるために使用されていたハーディング・ドッグであり、現在も同じ能力が活用されている。牧羊場は主に静かな人里離れた場所に位置しているため、ダッチ・シャペンドースは強い忍耐力、体の機動性及びスピードを備えていなければならない。優れたジャンプ力が必須であり、利口さ及び自主的に動く能力が必要である。精神的、身体的及び性格的に真のハーディング・ドッグでなければならない。
ダッチ・シャペンドースは今世紀の初めと終わりにはオランダ全域の羊の群れがいる平坦な荒地に生存していた。羊飼いたちはダッチ・シャペンドースの利口さ及び作業時に絶え間なく働く点を高く評価した。ダッチ・シャペンドースは頭部に密集した被毛を持つ長毛のハーディング犬種の様々なグループに属する。ビアデッド・コリー、プーリー、ポリッシュ・ローランド・シープドッグ、オールド・イングリッシュ・シープドッグ、ブリアード、ベルガマスコ・シェパード・ドッグ及びヘッセン州、オーデンヴァルト山地、ライン川下流に生息するジャーマン・シーププードル(German Schafspudel)等の多様な犬種と血縁関係にある。これらの類似した全ての犬はマウンテン・ドッグの小さな突然変異である。犬の権威であるP. M. C. Toepoelがダッチ・シャペンドースのパイオニアであり、彼は第二次世界大戦時にダッチ・シャペンドースに対する関心を喚起する方法を知っていた。
ほぼ消滅していたシャペンドースの検査サンプルは、1940年から1945年の間には見つかればどこからでも繁殖に使用された。
1947年にダッチ・シャペンドースのブリード・クラブが設立され、1952年にオランダKCに暫定犬種として認められた。1954年には犬種スタンダードが出来上がり、スタッドブック登録が始まった。そして、1971年に公認犬種として認められた。それ以降は登録された犬からのみ繁殖されている。
体躯構成は軽く、長毛に覆われており、体高は40cmから50cmである。動きは楽そうであり、跳ねるようである。優れたジャンプ能力がある。
注意深く、勇敢な性格で、正常に調和して構成されたハーディング・ドッグである。利口そうで、用心深く、陽気で、活き活きとしており、友好的で、快活である。親しい人には深い愛情と忠誠心を持つ。
全ての毛色が許容される。より好ましい毛色はブルー・グレーからブラックである。
下記のグループボタンから、ご覧になりたいグループを選択すると個々の犬について表示されます