スタンダードNo:166
原産地:ドイツ
用途 :ユーティリティ・ドッグ、ハーディング・ドッグ、ガード・ドッグ、使役犬等多目的。
沿革 :公式の決議により、ドイツ・ケネル・クラブ(Verband fur das Deutsche Hundewesen e.V.,VDH)のメンバーであり、この犬種の作出協会である、アウグスブルグに事務所を構えるジャーマン・シェパード・ドッグ協会(Verein fur Deutsche Schaferhunde)は、ジャーマン・シェパード・ドッグのスタンダードに対する責任を負う。最初のスタンダードは1899年9月20日にフランクフルト/マインで開催されたジャーマン・シェパード・ドッグ協会の最初の総会にて、A・メイヤーとフォン・ステファニッツ中尉の提案を元に作成された。その後、1901年7月28日に開催された第6回総会、1909年9月17日にケルン/ラインで開催された第23回総会、1930年9月5日にヴィスバーデンで開催された理事会並びに諮問委員会会議、1961年3月25日に開催された理事会並びに繁殖委員会会議にて修正された。このスタンダードはその後改正され、1976年8月30日にワールド・ユニオン・オブ・ジャーマン・シェパード・ドッグ(Weltunion fur Deutsche Schaferhunde, WUSV)に採用され、1991年3月23・24日に理事会並びに諮問委員会の決議を受けて、見直し、文章化された。
ジャーマン・シェパード・ドッグの計画的な繁殖は、ジャーマン・シェパード・ドッグ協会設立後の1899年以降、要求の最も多いユーティリティ・ワークに非常に適した犬種を作出するという最終目的を掲げて、ドイツの中部と南部のハーディング・ドッグを基本に、繁殖、発展させていった。この目的を達成するため、ジャーマン・シェパード・ドッグのブリード・スタンダードでは、正確な体躯構成、しっかりした気質、性格の良いことが強調されている。