フラットコーテッド・レトリーバー

FLAT-COATED RETRIEVER

最終更新日 2025年03月05日

FCIスタンダードNo.121

原産国

イギリス

用途

ガン・ドッグ

沿革

犬種としての歴史はそれほど古くはないが、展覧会に出陳されたのは早く、1860年のバーミンガム・ショーに参加。当時はウェービー・コーテッドと呼ばれ、波状毛で体形的にもラブラドールとの差異も少なかった。時代が進むにつれ、波状毛が徐々に平滑毛に変わり、フラット・コーテッドと呼ばれるようになった。
祖先犬は小型のニューファンドランドまたはチェサピーク・ベイ・レトリーバーの小型のものと思われているが、ラブラドールとカーリーコーテッドによったという説もある。
当初は番犬として考えられていたが、その嗅覚がすぐれていたことから猟犬とすべく、重すぎる体重やバランスの改良がはかられ、犬種的な完成度が高められ た。1864年の展覧会から他のレトリーバーと区別されるようになった。
水中における鴨の運搬だけでなく、陸上においても獲物の回収犬として重宝がられている。

一般外貌

快活で、活動的な中型犬である。利口な表情で、力強いが重々しくはなく、細身ではあるがひょろひょろとはしていない。

習性/性格

天賦のガン・ドッグとしての能力を備えており、熱心な尾の動きから分るように楽天的で友好的である。自信に満ちており、また優しい性格をしている。

毛色

ブラックまたはレバーに限る。

サイズ

理想体高
牡:59~61.5cm  
牝:56.5~59cm
理想体高
牡:27~36kg   
牝:25~32kg

グループ(FCI10グループ)別

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