訓練競技会について
訓練競技会の内容について
競技課目の採用およびT.CHポイントは、主催母体によって異なります。下記表は本部主催訓練競技大会の一例です。
※団体訓練競技は本部主催の春季訓練競技大会においてのみ開催されます。
訓練協議会の区分 | 部 | クラス | 競技課目数 | T.CHポイント |
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家庭犬訓練競技 | アマチュア指導手の部 (小学生・中学生) | 家庭犬準初等科(CDⅠS) | 規定2+選択3=5 | ー |
家庭犬準初等科(CDⅠ) | 規定5課目のみ | ● | ||
家庭犬準初等科(CDⅡ) | 規定7+選択3=10 | ◯ | ||
アマチュア指導手の部 (一般) | 家庭犬準初等科(CDⅠS) | 規定2+選択3=5 | ー | |
家庭犬準初等科(CDⅠ) | 規定5課目のみ | ● | ||
家庭犬準初等科(CDⅡ) | 規定7+選択3=10 | ◯ | ||
家庭犬準初等科(CDⅢS) | 規定10+選択5=15 | ◎ | ||
家庭犬準初等科(CDⅢ) | 規定14+選択6=20 | ◎ | ||
服従スペシャル | アマチュア指導手の部/一般の部 | 規定10課目のみ | ◎ | |
団体訓練の部 | 指導手+犬のペア5ペア以上を1チームとして編成。音楽に合わせて決められた科目をこなす。 | ー | ||
特別犬の部 | 非公認犬種・非公認団体登録犬が出場できる。 | ー | ||
オビディエンス | レベルはビギナーⅠ•Ⅱ、Ⅰ•Ⅱ•Ⅲがあり、それぞれに決められた課目がある。 協議会と試験が同時に行われる(ビギナーⅠ•Ⅱの試験はありません。) | ビギナーⅠ● | ||
ビギナーⅡ△ | ||||
Ⅰ•Ⅱ•Ⅲ ◎ | ||||
臭気選別の部 (a. 自臭/b.他臭) | 5つの物品の中から決められた臭い(自臭/他臭)のついた物品を探し出す。 連続で4回行う。 | 自臭● 他臭◎ |
トレーニングチャンピオンポイント(T.CHポイント)について
- ●=3ポイント、△=5ポイント、◯=10ポイント、◎=10ポイントでメジャートレーニングチャンピオンポイント(T.CHポイントM.T.CHポイント)。
- 競技特点が95%以上に付与。ただし、オビディエンスは、競技特典が80%以上、臭気選別は、自臭は4回中4回成功、他臭は4回中3回成功の場合ポイント付与。
※「訓練競技会」の詳細は主催母体により異なる場合がありますので、参加予定者は事前によく確認してください。
アマチュア指導手の部

小学生から成人まで訓練士資格をお持ちでない方が参加できます。
※資格をお持ちでなくとも、公認訓練士の助手や訓練を業とした経歴のある方は、アマチュア指導手の部には出場できません。
一般の部
訓練士資格者はもちろん、アマチュア指導手の方でも参加できます。
基本マメ知識

競技は、1辺10mの3辺からなるコース(コーナー角度は90度)を使って行われます。
※一辺10mの三辺からなるコース(コーナー角度は90度)は、4つのパターンとなります。なお、一つの訓練競技会において全て同じコースとなり、コースは訓練競技会ごとに決定し当日発表されます。

脚側停座(きゃくそくていざ)
指導手の左足側の横に犬の肩が添うように座らせることです。すべての課目は、「脚側停座に始まり、脚側停座に終わる」といわれています。
課目について
訓練競技課目は、こちらからご覧ください。
ラリーオビディエンス競技について
【お知らせ】ラリーオビディエンス競技について、2024年11月2日・3日に開催される秋季訓練競技大会より、規程が改正されます。詳細については、こちらをご確認ください。
規定課目の一例として、全クラスに共通のものを紹介します。
基本の5課目 | |
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紐付/紐無し脚側行進 (ひもつき/ひもなしきゃくそくこうしん) | スタート地点で脚側停座後、コースに沿って指導手の左足側に犬を歩かせ、折り返し地点で方向転換し、スタート地点へ戻り、脚側停座して終わる。 紐無し脚側行進の場合は、スタート地点で首輪からリードをはずして同様に行う。 ※ 折り返し後の復路は、CDIでは常歩(速くも遅くもない普通の歩き方)、CDII以上では速足で行う。 |
停座及び招呼 (ていざ および しょうこ) | 脚側停座後、犬を座らせたまま、指導手は犬から10メートル離れて向かい合う。約3秒後指示で犬を呼び寄せ、一旦指導手の正面で座らせてから、脚側停座させるか、直接脚側停座させて終わる。 |
伏臥(ふくが) | 脚側停座後、指示によりその場で犬に伏せさせ、約3秒間その状態を保ち、再び脚側停座をさせる。 |
立止(りっし) | 脚側停座から、指示によりその場で約3秒間立たせた後、再び脚側停座をさせる。 |

課目には「規定課目」と「自由選択課目」があり、競技クラス(難易レベル)ごとに課目数が決まっています。クラスが上がるにつれ(難しくなると)競技課目の数が増えます。
自由選択課目は、規定課目以外から選べるもので、「持来」「お手・おかわり」「ハウス」「輪飛び」など日常生活になじみのあるものも含め、多くの課目があります。
※紐付きでと指定されている課目以外はすべて紐無しで行うことになります。
審査・表彰について
審査方法は、減点法による採点で順位を決定し、クラスごとに成績優秀者を表彰します。
※規模の大きな訓練競技大会の場合は、「理事長賞」などの栄誉ある特別賞が授与されることがあります。
ポイント付与の対象クラスで、競技の総合得点が95%以上(オビディエンスの場合は80%以上)に達した場合、表彰時に「トレーニングチャンピオンポイント」が付与されます。所定の条件を満たして登録すると、愛犬の血統証明書に「T.CH(トレーニング・チャンピオン)」の称号が記載され、永久に記録されます。
※「オビディエンス」は、競技と試験が同時となっていて、競技会での得点=試験の得点となります。


訓練競技会に参加してみませんか?
興味のある方は、ぜひ一度ご見学されることをおすすめします。
どんな風に行われているのか、犬と指導手の息のあった様子を、実際に会場でご覧ください。
本会では、本部主催の訓練競技大会を毎年春と秋に行っています。また、各地域でも行われています。イベントスケジュールで確認されるか、下記までお問い合わせください。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ 技術事業課
03-3251-1656